データ作成の注意点
・文字のアウトラインの作成
-
ドキュメント上に、「オブジェクトのロック」、「オブジェクトの隠す」、「レイヤーのロック」を解除してください。
-
「選択」→「すべてを選択」で、ドキュメント上の文字も全て選択している状態で、「書体」→「アウトラインを作 成」を選択すると、文字の部分がパス化されて文字のアウトラインがされている事が確認できます。
・文字のアウトラインが作成できない文字
通常の方法では、文字のアウトラインを作成することができないケースがあります。
「パターンで使用されている文字」「「オブジェクト」→「グラフ」で作成されいる部分」「「オブジェクト」→「エンベロープ」」
こちらの場合は、下記の方法をご参考にしてください。
ケース1.パターンで使用されている文字
下記のＡ、B、Cのいづれかを行ってください。
- パターンに登録する前に、文字はアウトラインを作成しておく。
- パターン登録後は、パターンを使用している部分を選択し「オブジェクト」→「分割・拡張」で、パターン 内のオブジェクトが個別に切離されるので、その状態で文字のアウトラインを作成してください。
- パターン登録後もオブジェクトを選択し、「オブジェクト」→「ラスタライズ」で、パターン部分を埋め込み画像にする。※コチラの方法で、ラスタライズの設定で、解像度を低くし粗くならないようにしてください。
ケース2.「オブジェクト」→「グラフ」で使用されている文字
「オブジェクト」→「グラフ」で作成された図は、「オブジェクト」→「ブループ解除」を選択すると、個別でオブジェクトが選択、編集できるようになります。ブループ解除された状態で、グラフで使用された文字は、アウトラインを作成してください。
※グラフをグループ解除される場合は、グラフの機能が実行できなくないますのでご注意ください。
ケース3.「オブジェクト」→「グラフ」で使用されている文字
「オブジェクト」→「グラフ」で作成された図は、「オブジェクト」→「ブループ解除」を選択すると、個別でオブ ジェクトが選択、編集できるようになります。ブループ解除された状態で、グラフで使用された文字は、アウトラインを作成してください。
※グラフをグループ解除される場合は、グラフの機能が実行できなくないますのでご注意ください。
・レガシーテキストについて
llustrator 10 およびそれ以前のバージョンで作成したテキストオブジェクトを、それより後のバージョンのIllustrator で編集するには、テキストオブジェクトを更新する必要があります。 その更新されていないテキストをレガシーテキストと呼びます。
入稿前に、レガシーテキストがあったら、レガシーテキストの状態のまま「文字のアウトライン」を作成してください。
1.レガシーテキストとして開く
レガシーテキストは、表示、移動、プリントは可能ですが、編集することはできません。レガシーテキストの更新後、テキストの表示が若干変わる場合があります。
2.テキストとして開く
通常のテキスト状態のままファイルが開きますが、テキストのカーニングなどの調整が引き継がれていないので、再度テストの調整が必要となります。
また、文字化けも起こす現象も発生することがあります。
・意図していないグラデーション設定
文字のアウトラインを作成した際に、文字の色がグラデーションになってしまうことがあります。
その場合は、下記の操作をされた場合があります。
1.フォントのアウトライン作成後、その部分を選択した状態で、「.（ドット）」キーを押した
ショートカットキー「Ctrl」+「Shift」+「o（オー）」でも、文字のアウトラインは作成できるので、その際に誤って「.（ドット）」を押してしまう場合もありますので、十分にご注意ください。
2.フォントのアウトライン作成前に、「塗り」や「線」の色にグラデーションを設定していた。
文字のアウトライン前に、グラデーションを設定された文字は、下図のように、カラーのウィンドウではグラデーションの設定になっていますが、ドキュメント上ではグラデーションにならず、文字のアウトラインを作成後にドキュメント上にグラデショーンになった文字が表示されますので、十分にご注意ください。
印刷データの作成ポイント
「印刷データの作成ポイント」を、さらに詳しくご説明いたします。是非ご参考にしてみてください。
