
データ作成の注意点
・書類のカラーモード

・リッチブラック
黒は、K(黒100%)以上の濃く深みのある黒にする方法で、リッチブラックという方法があります。
黒以外の色を加えることで更に濃い黒を印刷で出すことができます。こちらのリッチブラックは、各印刷会社で、指定
がことなりますのでご注意ください。当社では、シアン(C40%)+マゼンタ(M40%)+イエロー(Y40%)を黒(k100%)に加えてください。
なるべく、CMYKの掛け合わせで合計300%を超えないようにしてください。裏付きの原因となります。
また、細い・細かい文字や罫線などを、リッチブラックなどのCMYKの掛け合わせの黒で作ると、わずかな見当ズレでの現象で、もにじんでいる、ぼやけているように見え、可読性を損なってしまうこともあります。

・グレースケールへ変換
1.黒1色でのご注文は、色を設定できる部分は、カラーウィンドウの「K」の部分の濃淡のみで作成してください。

2.パターンやグラデーションのグレースケールへ変換
CS2以下は、「カラーを編集」→「グレースケールに変換」で変換が出来ませんので、CS2以下のバージョンで作成される場合は、個別に色を編集できるようにオブジェクトにしてから、「グレースケールに変換」を行って
ください。
また、文字化けも起こす現象も発生することがあります。


・グレースケールになっているか確認する方法
(分版ができているかの確認する方法)
1.「ウィンドウ」→「分版」を選択し、「分版プレビュー」のウインドウを開いてさい。

2.「分版プレビュー」のBlack部分を非表示にし、下図のように何も表示されいないようになっているか確認して ください。下図 Aは、黒1色でデザインしている部分が非表示になっているだけで、黒の部分が削除されてはい ません。再度、Black部分の表示/非表示を、表示(目のアイコン)を出すと、黒部分は表示されます。


・シアン、マゼンタの1色
黒以外の1色印刷で、「シアン1色」「マゼンタ1色」のご注文の場合は、選択された色で作成してください。
それぞれ「シアン1色」、「マゼンタ1色」になっているか確認する方法は、上記の ・ グレースケールになっているか確認する方法 (分版ができているかの確認する方法)の要領で、「ウィンドウ」→「分版」を選択し、「分版プレビュー」のウインドウを開く→「分版プレビュー」のCyan部分(マゼンタ1色の場合は、Magenta)を非表示にし、アートボート上にその他の色が混在していないかご確認ください。

印刷データの作成ポイント
「印刷データの作成ポイント」を、さらに詳しくご説明いたします。是非ご参考にしてみてください。