感熱紙の特性とは
紙の種類の中には、感熱紙と言われる特殊な紙があります。
感熱紙は、サーマル紙とも呼ばれており、レジロール紙などにも使用される紙になります。
この感熱紙とは、どんな特性のある紙を表しているのでしょうか。
本記事では、普通の紙との違いを解説しながら感熱紙の特徴をご紹介します。
また普通紙ではなく感熱紙を使用することでのメリットや使用上の注意も合わせて解説します。
レジロール紙などを使用している方は、ぜひこちらをチェックしてみてください。
感熱紙の特性とは
まずは、感熱紙の特性について解説します。
感熱紙は、紙の表面に専用の薬品層が塗られた紙のことです。
熱を感知して化学反応を起こすことで、色が変化するという仕組みを持ちます。
レジロール紙が代表的な感熱紙の例であり、インク要らずで使用できることから、さまざまな活用方法がある紙です。
レジでの使用以外でも発券機による発券、携帯端末での利用、医療機器のデータなどでも使用されています。
感熱紙と普通紙の違い
感熱紙と普通紙は、元となる紙の素材は同じです。
違いとしては、熱に反応する薬品を塗布しているものとしていないものになります。
この熱に反応する薬品は、
ロイコ染料という透明の液体であり、顕色剤と呼ばれています。
顕色剤は、複写伝票などにも使用される液体であり、化学反応を起こすことで発色してくれます。
また感熱紙は、薬品が塗布されていることから、コピー用紙として使用することができません。
感熱紙を使用するメリットとは
感熱紙を使用することのメリットは、プリンターを使用せずに印刷が可能なことです。
また文字のデザインや画像などもデータに起こすことで印字することが可能であり、デザイン性を出すこともできます。
さらに感熱紙を使用した印字方法は、インク代など感熱紙以外の費用がかからないため、コストパフォーマンスが良いことも大きなメリットです。
ランニングコストも抑えられるため、なるべく経費を削減したいと考える小さな会社などでも取り入れやすい製品と言えるでしょう。
感熱紙を使用する上での注意点は?
メリットが豊富な感熱紙にも、使用する上で知っておきたい注意点もあります。
感熱紙は、温度の変化や日光に弱いという特性を持ちます。
そのため長期保存には向いていない製品と言えるでしょう。
感熱紙を利用する際には、短期間で使用することができる個数を購入するようにしましょう。
短期間でも湿度の多い場所を避けて、冷暗所などでの保管を心がけましょう。
感熱紙の特性を理解して活用方法を増やそう
いかがでしたでしょうか。
本記事をお読みいただくことで、感熱紙を使用するメリットや特徴をご理解いただけたと思います。
感熱紙は、特性を活かすことでデザイン性に優れた使い方をすることができます。
また普通紙との違いや感熱紙ならではのメリット、そして使用上の注意点を理解して、さまざまな使い方にトライしてみてはいかがでしょうか。
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