無線綴じと中綴じは、どちらが耐久性はありますか?(耐久性と保管性)

本の耐久性は、基本的にはその本の構造に由来していますので、まず下記に本の構造について簡単に説明します。
詳しくは「無線綴じ冊子と中綴じ冊子の違い」をご参照ください。


無線綴じ製本について

無線綴じは、製本機で本の背の部分に切り込みを入れて、ホットメルトと呼ばれるボンドを流し込んで表紙と本文を圧着します。
200度近い高温のボンドで圧着するので、非常に耐久性が高い本になります。


中綴じ製本ついて

中綴じは、印刷した用紙を必要頁数重ねて、2か所針綴じをして用紙のセンターで折る製本です。
2か所針金で綴じるだけなので、製本がスピーディーな反面、扱い方によっては針綴じが外れやすい脆弱な面もあります。


無線綴じと中綴じの耐久性について

無線綴じと中綴じの耐久性や保管性は、無線綴じ冊子が断然優れています。

下記に本の一般的な用途を記入しましたが、無線綴じ冊子は、小説、研究報告書、テキスト、文集など長期使用の本になり、中綴じ冊子は、週刊誌、カタログ、フリーペーパ―、プログラム、説明書など短期使用の本が多いです。
このことからも、無線綴じ冊子が耐久性、保管性に優れていることが分かります。

項目無線綴じ冊子中綴じ冊子
耐久性(保管性)粘着力の強いボンドで圧着しているので、意図的に破らない限り、表紙と本文がバラバラになることはなく、耐久性にも優れています。・長期保存には向いていない。保管状態では、針金が錆びることもある。
・使用頻度が多くなると針金の綴じから紙が外れたりすることもある。
主な用途小説、研究報告書、テキスト、文集、問題集など週刊誌、カタログ、フリーペーパ―、プログラム、説明書など